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言おうと思ってブレーキがかかってる原因は?

コミュニケーション
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言おう言おうと思っていて、なかなか言えない事ってありますよね。

上司に相談したい事
パートナーに言いたい事

けれど言いたい事が重い内容ほど、変に気を使ったり、自信がなくなったりしますよね。

「今相談したいんだけど、上司はいつも忙しそうだからなぁ」

「旦那に言いたいことあるんだけど、仕事帰りで疲れてて聞いてくれそうないないなぁ」

この記事では、そういう状況に陥ってしまう経緯とその対策をお伝えします。

話す事って勇気がいる事

何か目的があって話したいとした場合、簡単な内容だったら人に伝える事は出来ます。

けれど重い内容だったり、相談しにくい内容だったりすると人に話す事って躊躇してしまったり、言い出せなかったりますね。

このような状況は案外、自分特有の癖のように考える人もいます。

けれど実はどんな人でもこの状況は当てはまります。

みんなこういう状況を体験しているんです。

どんな人でも、重い話をする事は勇気が必要なのです。

重い話をする時に限って話づらい環境が生まれる

これ、とても面白い事なのですが、重要な話をする時ってタイミングが取れなかったり、話そうとする状況が取りづらかったりするんです。

けれど、話す勇気が十分にできた場合、話し合う場が生まれ始めます。

これには心理的メカニズムが働いているんです。

無意識層が作るコミュニティの壁

心理学でよく言われる事なのですが、人間には「意識と無意識」という概念があります。

ここでは詳しく説明しませんが、簡単にまとめるとこうです。

意識とは、何かを対象として思考が働いている状況の事を言います。
例えば、「今日の夕飯は何にしよう」とか「宿題をやらなくちゃ」とか、

夕飯や宿題に意識を向けている状況ですね。

無意識は意識していないけど、動いてしまう状況を言います。
例えば、「呼吸」は普段意識してないないですね。でも呼吸はしていますね。
又は、「条件反射」もそうです。意識する前にとっさに反応してしまいますね。

この意識と無意識には比率があり、

意識…5%
無意識…95%

殆どが無意識だということが分かります。

それで、ここからが問題なのですが、重い話ををするときにタイミングが合わなかったり、環境が合わないのは、無意識が作り出しているという事なのです

どういう事かと言うと、無意識層は「今の状況を変えたくない」という性質があります。

なので重要な話をしたいと思っていても、無意識層では「そんな話したくない」と抵抗するんです。

その上、無意識層は普段意識していない部分なので、自分が自覚していない部分で話をしなくていい状況を作り上げてしまうんです。

その結果、話すタイミングが作れないかったり、機会を逃したりしてしまいます。

もっと分かりやすく言うと、「話すタイミングがない」「機会作れない」というのは、自分の無意識層が作るまぼろしだと言う事です。

自分の自覚しないところで環境や相手のせいにして、「話をできないコミュニティの壁」を巧みに作りあげているんです。

なので、重い話をする時は95%の無意識に打ち勝たなければなりません。

何かを成し遂げるには会話が必要

このようにコミュニケーションって、とてもエネルギーを使うものです。

人と話すって事は、とても高度な事をしてるんです。

コミュニケーションを上手く出来る人って、すごいなぁと思ったりしませんか?

そのような人達は元からコミュニケーションが上手いのではなく、人と話す機会が多くてそこで培った経験があるからなんです。

この様な人達は、多少言いづらい事でもきちんと話す事が出来ます。

自分が何をしたいのか、何を相談したいのかハッキリと伝えることができますし、その上で人との関係を建設的に築いていきます。

そして、目的・目標が実現していきます。

話す事で私自身を成長する

重要な話をしようとするとき、誰もが躊躇してしまいます。

けれど、その中でも話をしていく姿勢が自分自らを成長させます。

なぜなら、95%の無意識から打ち勝とうとしているからです。

重い話をしようとするのは、意識層で働いています。

けれど意識はたったの5%しかないんです。

たったの5%しかない意識を使って、95%の無意識に打ち勝たなくてはいけません。

これって、相当な勇気がいると思いませんか?

でも打ち勝って行かなくてはならないのです。

打ち勝っていけると、自分に自信が付いてきます。大切な会話こそが、自分自身を成長させるんです。

ブレーキから打ち勝つために

ブレーキから打ち勝つために、重い話をする心構えと準備をしていきましょう。
これらをする事で重い話をするハードルがだいぶ低くなると思います。

内容を5W1Hでまとめる

ブレーキから打ち勝つためには、話をする内容をまとめておく事が効果的です。

まとめるのには、5W1Hで整理する事をお勧めします。

紙に
・何を
・誰に
・いつまでに
・どこで
・どのくらい
・なぜ

と箇条書きにして話したい内容を整理しましょう。

ポイントは「自分はどうしたいのか」を基準にしてまとめるのが良いです。
すると相手にも意思が伝わります。

紙に書くと、相手に話す予行練習にもなりますし、実際話し合いの場で紙を広げて読み上げても良いです。

こうする事で相手に話すハードルを下げていきます。

ちゃんと話そうと思わない

重い話なんだから、ちゃんと話さなくちゃダメでしょって思うかもしれません。

確かにそうなのですが、それは無意識の罠にはまってしまうかもしれません。

「まだ話がまとまらない」だとか「緊張してしまうかもしれないから練習したい」とか、そういう口実を上手に作って話しする機会を先送りにしてしまう。

これは無意識層の手口です。

この様にして、無意識層は無自覚な部分で「話をしない状況を作り出します。」

無意識層は自分の「甘え」をよく知っています。ごもっともらしい理由を立てて行動を妨げるんです。

なので、「ちゃんと話そう」と完璧を求めすぎてはいけません。

「ちゃんと話そう」の5割くらい出来ていれば十分です。

因みに5W1Hに話しをまとめられていれば、既に5割はクリアしています。

もう話す準備は出来ているんです。

結果を求めない

5W1Hで、自分はどうしたいのかを焦点に当ててまとめた内容を相手に話します。

けれど「これを言って叱られないか」「NOと言われないか」そう思って、なかなか言い出せなかったり、話す機会になって躊躇してしまう事もあるでしょう。

でもこればかりは分かりません。それよりも、自分が話したい事を誠意を持って伝える事に集中しましょう。

その上で、「相手に叱られても、NOと言われても、受け入れられなくても構わない」ただただ、「相手の意見を聞きたいんだ」という姿勢で話しましょう。

「この話を相手と共に解決したい」という様な意識で話をしていくと、相手の意見を聞いた時も、より詳しく聞きなおせたり、意見を返したりできます。

もし結果を求めるのなら、「私はこうゆう結果を求めてる」と単刀直入に言いましょう。
その上で「この話を相手と共に解決したい」という姿勢で話し合えば、両者が納得する答えが見出せます。

話をする場を作る

相手に都合を聞いて、話をする場所や時間を決めます。

こうすると突然話すより、話しやすくなります。

相手だって話をする心構えができますし、自分自身も心構えが生まれます。

話を先延ばしする事も無くなるので、無意識層に邪魔されずに話す事ができるのでオススメです。

家族間の話でも是非使ってみてください。
事前に、「夕飯終わったら話したいことがある」とか、カフェで待ち合わせても良いです。
大切な相談事をきちんと話すことができますよ。

勇気を持って話そう

準備と心構えをもてば、95%の無意識に打ち勝って重い話をすることができます。

とても小さなたった5%の意識が会話を成立させてくれるカギです。

なので、その意識に向かって「大丈夫だよ」「きっとうまくいく」と心の中で声を掛けてましょう。

自分自身を自分自身で勇気づけましょう。たった5%意識は必ず覚醒して自分自身を引っ張ってくれます。

こう言う経験が積み重なると、どういう人とでも話ができたり、自分の思いを率直に話せ様になったり、きっと成長した自分と出会うことが出来ます。

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