こんにちは!ぼうしです。
12月に入り、今年は例年に比べ寒波が早い段階で長野に来ています。
寒いだけではなく、雪も多くなることが懸念されています。
北信地域である白馬などは十分な量の雪が既に積もっていますね。
長野はメインの交通手段は車となるので、車の雪道対策はしっかりとしておきたいものです。
しかも、僕の愛車もそうなのですが、FR車(後輪行動車)は雪道にとても弱いのです。
そんなFR車を毎冬シーズン乗りこなしている僕がしているとっておき対策があるのです。
一般的な対策方法なのですが、知っていると結構役に立ちます。
今回はその対策を記事にいたしました。
また、雪国では必ず履いておきたいスタッドレスタイヤの選択方法を別記事にまとめています。
車種別・用途別にどんなスタッドレスがおすすめなのか記事にしているので、合わせて読んでくみてださい^^
そもそも、どうしてFR車は雪道に弱いのか?
車には四輪駆動や、FF(前輪駆動)など様々な駆動形式があるのですが、実はFR車だけ雪道弱いのです。
それはどうしてなのでしょうか?
それはズバリ、車のウエイトバランスが影響しているのです。
どうゆことかというと、エンジンが車のどこに付いているかが重要になります。
車の荷重は前かがみ
体重50kgの人間を例にします。人間は頭から足の先まで荷重は一定でありません。
頭は人間の部位の中で一番重く、足はそれに比べると軽いです。
なので、人間は頭部に荷重がかかっている事になりますね。
車も同じで、車の中で一番重い部位はエンジンです。大抵の車はエンジンは運転席の前のボンネットに入っています。つまり、車は前方が重く後ろが軽い状態になります。
そこで、四輪駆動車やFF車は、荷重がかかっている前輪が駆動するので、雪道でも路面に力が伝わりやすく、グリップ最大限に活用することができます。
けれど、FR車は荷重の軽い後輪が駆動するので、路面に対して力が伝わりにくいのです。
なので、FR車は雪道に弱いのです。
一番苦労するのは発進時
FR者が雪道で走行するのに一番苦労するのは発進時です。
赤信号で停まったり、「止まれ」の表記で止まったあとの発進時に空転することが多いのです。
すこしでも走行してしまえば、FR車でもちゃんと走ることができます。
それは走行してる時は、車の荷重が後輪側にシフトしているからです。
なので、FR車でも発進時の対策を施せば、雪道でも走行できるようになります。
車の前後のウェイトバランスを一定にしよう
車のトランクや荷台に重しを積んで、前輪側と後輪側の荷重が一定になるようにします。
荷重が前後一定になるとFR車でも、雪道で路面にグリップが伝わりやすくなります。
車検証を見てみよう
車検証には車体重量や車体総重量など、様々なデータが記載されています。その中に「前軸重」「後軸重」という項があります。
基本的には「前軸重」の方が重いです。なので「後軸重」に足りない分だけの重りをトランクに積めば荷重が一定になります。
砂袋やコンクリートブロックを積むのが一般的
ホームセンターなどで売っている「砂袋」や「コンクリートブロック」を積むのが一般的です。
おすすめは「砂袋」です。たとえ荷重バランスを一定にしても、スタックすることはあります。
そのような万が一の時に砂袋の封を切って、道路に撒けば、路面の摩擦が増えてスタックから脱出できます。砂袋はピンチの時に大変役立ってくれます。
ウエイトチューンで走行は出来るようになるが、注意して運転を
上記までの内容でFR車でも雪道を走れる様にはなりますが、やはり注意は必要です。
雪道でのFR車は左右にもブレやすいし、柔らかい雪の上では足を取られてしまいます。
ですので、雪道での走行は余裕を持ってゆっくりと、気をつけながら走ることをおすすめします。
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