こんにちは、ぼうしです。
みなさんは冬の防寒対策はどの様な事をしていますか?
長野に住むとなると、防寒対策はとっても重要になります。
それは、気温の低さにあります。
「長野は雪国」というイメージを持つ方も多いかと思いますが、そのとおり。寒いんです。
けれど、寒さ対策もきっちりとこなしていけば、冬も乗り越えられます。
僕も試行錯誤している身ですが、僕の経験と体感したことをお伝えいたします。
気温の低い東信地域
僕の住んでいるところは「東信地域」という場所です。軽井沢、佐久、小諸、東御、上田界隈を指す総称です。
長野県は「北信」「東信」「中信」「南信」と大きく4つの地域に分類されますが、中でも「東信地域」は降雪が少なく、それでいて寒い地域です。
住んでいると分かるのですが、雪は降る地域の方が温かく、降らない地域は寒さが厳しくなる傾向にあります。
僕の住んでいる里では、昨年の最低気温は-14℃でした。
平均すると-8℃くらいになります。
里で-14℃なので、高原エリアは-20℃を記録します。
ここまでくると北海道並の寒さです。
すごく寒いでしょ。
これだけ寒い地域にいるのだから、家の防寒設備もすごいのかと言うと。。
実はそうでもないのです。
家の設備は関東と同等(優れた暖房設備は無し!?)
最近は防寒効果の優れた家や、鉄筋コンクリート製のアパート・マンションも目立つようになったので、温かいお家が増えてきました。
けれど一昔前の、いわゆる一般的な家は思いのほか防寒設備は少ないというのが印象です。
北海道並みに寒い地域なのに、家の防寒設備は関東と同等です。
それに加えて、この地域の家の特徴は
間口の大きな玄関
窓がとても大きいのです。そして玄関も。
特に縁側がある家の窓はとっても大きいです。
3シーズンは太陽の光が家全体に入ってくるので、とても気持ちが良いですが。。
冬になると、この大きな窓や玄関から冷気が忍び寄ります。
雨戸を閉めれば寒さが凌げるかなと思ったこともありましたが、
実は長野の家は雨戸が無いのがほとんどです。
長野県は比較的台風や強雨の被害が少ないので、雨戸を作る必要がなかったようです。
寒さは窓からやってくる
1月を過ぎると冬の寒さは本格化し、家の中にも冷気が侵入してきます。
室内気温が0℃になることも。
お風呂場では、シャワーホースが凍ったりもするほどです。
この寒さは窓からやってきます。
前章で上げたような、大きな窓から大量の冷気が押し寄せます。
この窓をなんとかしなければ。。それにしても大きい。
借家では2重サッシを作るハードルが高い
当初、2重サッシを作ろうかと考えたのですが、僕の家は借家。
大家さんに許可を貰えば作れそうですが、費用も掛かります。
ちょっとまって。2重サッシもついてないの?
最近の家には付いているけど、付いていない家も多いんだよ。
そうなんです。最近の家は2重サッシは一般的になっているので普及していますが、まだ古い家も多いので普通のサッシの家も多いんです。
それで、借家でも比較的簡単に取り組める防寒対策は無いか考えていました。
昨年は窓に防寒用のプチプチを貼っていました。これはある程度効果がありましたが、それではまだ全然寒いのです。
というか、プチプチ自体も凍ってしまうほどの寒さなので、今年はさらなる対策を考えないと。。
そうしていると近所のおじさんが。
発泡スチロールの断熱材がホームセンターに売ってるから、それを窓に貼れば良いんだよ。
なんと!グッドアイデア!
早速ホームセンターへ。
断熱材(発泡スチロール)の購入
大きな発泡スチロール版はホームセンターで販売されています。
1830mm☓925mmという寸法で、畳と同じサイズで販売されているものです。
発泡スチロールの厚みは10mmから50mmの間で、5〜10mm刻みでラインナップされています。
厚みの選定は和室の引き戸を参考にしました。30mm+αの厚さだったので、厚み40mmの物を購入しました。
それにしても、畳と同サイズの発泡スチロール板は大きい。。
軽バンの荷台いっぱいを使用して、なんとか運ぶことができました。
一般車での持ち出しは難しいと思います。
ホームセンターであれば、トラックの無料貸出などを実施している所があるので、借りることをオススメします。
または、アマゾンやモノタロウなどでも購入できるみたいなので、そちらも便利ですね。
断熱材(発泡スチロール)の加工
加工の仕方はいろいろあるかと思います。
窓1枚1枚と同じ寸法に切り出すか、あるいは窓枠の寸法に合わせて加工するか。
窓枠の寸法で合わせたほうが加工の手間がかからなかったので、僕はそのようにしました。
発泡スチロールの切断には、断熱材カッター又は、発泡スチロールカッターを使用します。
厚みの薄い発泡スチロールでしたら、ふつうのカッターでも切れそうですが、厚み40mmとなるとかなり分厚いので、専用のカッターでないと折れてしまいます。
僕の場合は、断熱材カッターを使用しました。
この断熱材カッター。切れることは切れるのですが、発泡スチロールの破片が結構出てきます。もし、「破片やゴミを減らしたい。」「綺麗にカットしたい。」とするなら、ニクロム線入りの電気製のカッターをオススメします。
断熱材(発泡スチロール)を窓枠にはめ込む
大きな窓に発泡スチロールを窓に立てかけます。
厚み40mmとなると剛性も多少あり、ある程度自立できます。これを窓枠いっぱいにして、ちょうど発泡スチロールをはめ込むようにして設置します。
縁側の窓は2M以上の高さがあるので、上部が空いてしまっています。
これは光を取り込むために開けています。
綺麗にはめ込むことができました。
サザエさん家の雨戸をイメージ
サザエさんは毎晩、雨戸を閉めますよね。
僕の家も同じように、昼間は発泡スチロール板を端に避けておき、夜になったらはめ込む様な形で使用します。
そうすれば、昼間は太陽の暖かい光が家に入ってきます。
発泡スチロール板で窓を塞いでしまうと、やはり暗いです。けれど、元々暗い夜間だけ塞げば、生活に不便は感じません。
「暖かい〜」と実感
発泡スチロール板を設置して一夜過ごすと、本当に温かい。
というか、熱が逃げない。とっても過ごしやすいです。
恐らく、2重サッシを取り付けたのと同じくらい過ごしやすいと思います。
毎朝毎晩、サザエさんのように雨戸を開け閉めする手間が増えてしまいますが、これで寒さが凌げるのであればやる価値アリです!
シーズンオフは仕舞っておける場所の確保を
春先以降、この発泡スチロール板は不要になりますが、そんなときは納屋などに仕舞っておければ大丈夫です。
収納先がない場合はかさ張ってしまうので少し大変です。
発泡スチロールを窓の断熱材として使う場合。シーズンオフの収納先を予め確保しておくのが良いでしょう。
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