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家庭菜園には草マルチが最適

家庭菜園
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こんにちは、ぼうしです!

僕は農作業を無知から始めました。

農作物は地面に種を蒔けば育つと、単純に信じていました。

それから、いろんな農家さんにお話聞いて、失敗して。。

その時に出会ったのが草マルチです。

マルチングは農作業の基礎ですが、マルチを貼るのが難しく、意外と大変です。

大きく畑をやられている農家さんにはマルチシートは作業効率を上げてくれる必須アイテムです。

けれど、自分家で食べるだけの家庭菜園では、少し手前だと僕は思います。

そんなわけで、今回は草マルチの魅力をお伝えしようと思います。

マルチングってなに?

家庭菜園を始めたばかりの人は、もしかしたら始めて聞く言葉かもしれません。

けれど、実は何処かで見たことあるものだと思います。

マルチングとは、野菜や花壇などの花を植える際に余分な雑草が生えないように土を保護する事です。

良く見るタイプは、マルチシートという黒や白いビニールを畑に敷いているものがそうです。

畑でよく見かけるマルチシート

マルチングする効果は実は草を避けるだけでは無く、野菜に対するいろんな効能があります。

まとめると、

・雑草よけ
・土の水分を保護する力
・土の地温を上げる力

このように、マルチングをすると野菜にとって良いこと尽くしなのです。

けれど、このマルチシートを綺麗に貼るのが結構難しく初心者には抵抗があるかもしれません。

マルチシート貼りはめんどくさい?

冒頭でもお伝えしましたが、大規模農家だと必要不可欠なほど大切なものです。

マルチシートを貼る事で雑草や水の世話、成長観察などがとてもしやすくなります。

けれど、始めての人が作業するとちょっと大変な思いをします。

何が大変かというと、

・シートが飛ばされる
・シートに土を被すのに苦戦する
・シートを貼った後、苗を植える穴を開ける
・シートのごみ処理

恐らく上記のような事で苦戦を強いられると思います。

特にマルチシートのごみ処理については、自治体によっては「農業用廃棄物」として処理しないと行けない場合があります。

マルチングをするメリットはとてもあるのですが、デメリットも多いのです。

けれど、草マルチであれば難しい作業はしなくても良くなります。

家庭菜園にと相性が良い「草マルチ」とは

草マルチは、マルチシートの代わりに雑草を使ってマルチングする事を言います。

野菜の苗を植えるとき、種を蒔くとき畑を整備しますが、その時の刈り取った雑草を使います。

そのやり方は簡単。

植えた苗の周りに草を敷くだけ。

これだけです。

草マルチのメリットをまとめました。

・作業は簡単
・廃棄物が発生しない
・費用がかからない
・肥料にもなる

雑草は刈り取ったあとの処分に困る場合がありますが、マルチとして使えば畑に還すことができます。

雑草は種類にもよりますが、およそ1〜2ヶ月で跡形もなく土に還ります。そのためマルチとして使った草は野菜にとっての肥料になります。

ナスの株元に草マルチ。ナスの木の広がりに合わせて大きく敷いています。

案外、大きなメリットとしては費用がかからないことです。市販のマルチシートはホームセンターや農業資材やさんで手に入れるのですが、意外と効果です。

それに、きれいにシートを張りたい場合や、シートを貼った後、苗を植える穴をきれいに開けたい場合は別途工具が必要です。

草マルチの場合は、雑草は実質タダです。道具も手鎌などが一つあればできてしまうので、何かを買い足すということがありません。

草マルチは地球にも経済的にもエコなのです。

一方デメリットもあります。

・マルチシートほど雑草の抑制力がない
・作業効率は悪い
・見栄えが悪い

マルチシートを貼れば、そこから雑草が生えてくることはほとんど無く、雑草の抑制にはかなり優れています。

草マルチの場合は雑草は生えてきます。けれど、何もしていないところよりは抑制できます。

それに草マルチの場合は、結局のところ週に1回くらいは草刈りをする必要があります。少しづつ草が土に還っていくため、土を被せている草が減っていくためです。

そこで毎週、草を刈っては草マルチを重ねる。ということが必要になってきます。

なので作業効率としてはあまり、良いとは言えません。家庭菜園で自分が管理できる広さで行うのが最適です。

まだまだ魅力のある「草マルチ」

家庭菜園こそ草マルチをおすすめできるもう一つの点は「肥料化」できるということです。

肥料にできるというのは上の項でもメリットとして上げましたが、実は結構大きなメリットなのです。

特に有機栽培をしたいという方にはオススメです。

米ぬかを使うと草マルチの肥料化を促進させることができます。

米ぬかには乳酸菌が含まれています。草マルチの上にこれらをふりかけると、乳酸菌が草に働いて早く分解し、土に還してくれます。

その肥料は野菜にとてもよく効くので、野菜が元気になります。

豚糞や鶏糞など有機肥料の場合、土に混ぜるとガスが発生するため、追肥としては不向きなのです。

けれど、草マルチの場合はそのようなガスが発生しないため野菜に悪影響を及ぼしません。

米ぬかは野菜の苗ひと株に対し、拳ひと握り程度の量で十分です。

また、ボカシ肥料を草マルチの上に撒くのも効果的です。

ボカシ肥料は、籾殻などを培養菌などを使って発酵させたものを言います。

この肥料は元から発酵が進んでいるため、即効性が強い肥料です。草マルチの上に撒くと、数日後には草を白い菌糸が張って、肥料化を促進します。

注意したいのは、ボカシ肥料は野菜に与えすぎると効きすぎてしまう点です。効きすぎると実野菜は実をつけるのをやめて木を大きくしようとしてしまいます。

有機栽培では化成肥料が使えないので、そのかわりとして調整しながらボカシ肥料を使って行くのが良いと思います。

草マルチで元気な野菜を育てよう

草マルチは雑草のある程度の抑制効果と、程よい肥料成分を野菜に与えることができるすぐれものです。

草マルチを上手にこなせるかで、野菜の成長が大きく変わります。

生えてきた雑草を、コツコツと刈り取って野菜の株元に還してあげる。この単純な作業が草マルチの魅力です。

草マルチを上手に使って、元気な野菜を育てていきましょう♪

 

 

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