こんにちは!ぼうしです!
今回はキュウリの自家採種方法についてまとめました。
自家採種ってどうするの?難しいの?いろんな疑問があるかと思います。
僕も自家採種ってどうなんだろうと思っていました。
実際、種を採取するのが難しい野菜もあります。
今回紹介するキュウリは、比較的簡単に自家採種できます。初心者でも割とできてしまいますよ。
それでは紹介していきましょう。
自家採種のメリットとデメリット
市販の種と、自家採種の種では一つだけ大きな違いがあります。
それは、自家採種の種はどんな実が育つか分からないという点になります。
詳しくは以下の記事にまとめてあります。
どんな実が育つか分からないというのは、自家採種する野菜の大半がF1種の野菜であるからです。
F1種は耐病・環境に強い品種の野菜ですが、その野菜が育つのは1世代のみなのです。
もう少し具体的に話をすると、今回、自家採種したキュウリは「フリーダム」という、トゲとイボがないフラットな種類のキュウリです。この野菜はF1種です。
で、この種を採取して来年植えるとしたら、実はフリーダムではない別のキュウリができる可能性があるという事なのです。
なので「来年もフリーダムが食べたい!」という人は、ちゃんとフリーダムの種や苗を買って栽培したほうが良いのです。
「どんなキュウリでも食べれればいい」とか、「どんなキュウリが出来るか分からないなんてワクワクする!」というような人は自家採種した種の栽培に向いていると思います。
また、この話は「F1種」に限ったことなので「在来種」の野菜の種であれば、2世代・3世代先も同じ野菜を収穫できます。
詳しい事は先程のリンクにまとめてあるので、よかったら読んでくださいね^^
キュウリの自家採種の仕方キュウリの自家採種の方法は意外とカンタンです。
コツとしては完熟するまで実らせておくこと。これが結構時間かかります。
自家採種する実を選ぶ
実は病気もちや育ちが悪いものはのぞいて、健全な実を選びます。
キュウリは、あっという間に実が大きくなりますよね。
みずみずしくて、歯ごたえが良いキュウリを収穫するには、市販で売られているような大きさや少し小さめの状態で収穫するのがベストですが、自家採種用は違います。
完熟するまで実らせます。キュウリは実を放って置くとかなり巨大化します。
大きいものでは1kgほどにもなります。
巨大化が収まると、今度は実が黄色くなり始めます。
実が全体的に黄色くなったら、採取用キュウリの収穫時期となります。
キュウリが実ってから実が綺麗な黄色になるまで、およそ一月〜40日くらいかかります。
けっこう長期戦ですよね。収穫時期になるまでじっくり待ちましょう。
収穫したら室内でしばらく放置
収穫後、実を追熟させます。
直射日光を避けて室内で寝かしておきます。
実の表面の色が濃くなり、多少古くなった状態になるといい状態です。
目安的には1週間ほどかかります。
実は日々変化するので、毎日経過観察をすることをおすすめします。
いよいよ採種します
追熟ができたら実を切って、種をとっていきましょう。
種の周りにはゼリー状の綿が守っています。まずは、綿ごと採種します。
綿は冷水で種を洗うと剥がれていきます。
綿をきれいに取り除くまでよく洗います。
なかなか取り除けないので、少し根気のいる作業ですが、しばらく洗っていると取れます。
種だけになったら、種を乾かします。
僕の場合、排水口ネット等を使って軒下などにぶら下げておきます。
きれいに乾いたら保存しましょう。
こうして採取した種で翌年にきゅうりを栽培できます。
1年後、収穫できたキュウリは。。
自家採種での育て方は、購入してきたF1種や固定種の育て方と何も変わりありません。
通常どうり育てることできちんとキュウリが出来上がります。
下の写真は、実際に1年後に自家採種した種で育てたキュウリです。
フリーダムから自家採種して育てたキュウリには、程よくトゲもイボもあり、市販されているキュウリに近いものができました。
このように、自家採種した種は元の親と同じ物ができるとは限りません。
けれど、どんなキュウリが出来るかなとワクワクできれば、どんなキュウリができても嬉しいものです^^
いかがでしたでしょうか。
ぜひ自家採種してみたいという人は、キュウリは比較的簡単に採取出来るのでおすすめです。ぜひチャレンジしてみてください♪
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