こんにちは!ぼうしです!
長野といえば夏の避暑地として有名ですね。
もちろん夏は、関西・関東に比べて涼しく、過ごしやすいです。
けれど、冬となったら。。
それはそれは寒いです。
僕は横浜出身の長野住みなので、長野の寒さはやはり堪えます。
そんな中でも、もう4年目を経過しました。
冬の長野の生活事情を僕の経験談をお伝えしようと思います。
長野はとても広い
長野はとても広い県です。
なので、地域においても色々特色が違います。
北信・東信・南信・中信と大きく4つに別れ、県内に市町村がなんと77も別れているんです。
この数字は、北海道に次いで2位の数字。
村の数だけで表したら、北海道を抜き堂々1位に輝きます。
気候の特色も様々です。
北信は雪が多く、中信は比較的暖かで、僕の住む東信は雪が少なくとても寒い地域です。
南信は、東信から結構離れてて、行ったことがありません^^;
この記事では、僕の住む東信での暮らしの経験をお伝えしていきますね。
長野ってそんなに寒いの?
ずばり。気温だけでお話すると寒いです!
僕は多少山間に住んでいるので夜は冷え込み、最低気温は-14℃を指します。
市街地も寒いです。
長野1年目はJR佐久平駅から東京へ出勤していたのですが、朝のロータリーの気温計が-12℃を指すこともありました。
朝、通勤時の平均気温は-8℃ほどでした。
この数字だけ見るとどうですか?寒いでしょ?
日中になると気温も上がってきますが、0℃を超えない日もしばしば。
街全体が冷凍庫です。
本州に居ながらにして、北海道並の寒さを体感できます。
寒さは意外と慣れる
この表題を見て、「私には無理!」「僕には無理だよ!」と思った人もいるかも知れません。
僕も冬を乗り越えられるか不安でした。
なんせ僕は極度の冷え性なので寒いところは根っからの苦手だったのです。
でも、今は「冬乗り越えられるかな?」なんて思いもしません。寒い長野に慣れてしまったのです。
しかも生活する上でなにか対策をしていたかというと、大したことはしていないのです。
「私には無理!」と思った方、気持ちは分かりますが敢えていいます。
慣れます。
しかも1年で。
むしろ、住んでいて横浜に住んでいるより健康になりました。
風邪を引かなくなった。
僕は横浜に住んでいる間、特に冬場はよく風邪を引いていました。
横浜や東京の寒さに耐えられなく、いつも着込んで生活していたのです。
長野と、関東の寒さの感じ方が違います。
長野は「キリッ」とした刺激のある寒さにたいして、
関東は「ブルブルッ」と底冷えするような寒さなのです。
この感覚は、今でもそう感じています。
たまに横浜へ帰ると、横浜の方が気温も断然暖かいはずなのに、横浜も「寒い」と感じるのです。
おそらく、この体感的な寒さが影響しているのではと思っています。
住まいの寒さ
家の中もやはり寒いです。
その寒さも住んでいると時期に慣れて来ますが^^;
長野に来てはじめての冬は驚きました。
家の外気と屋内の気温差で結露が始まりますが、
夜になるとその結露が「カチカチ」と小さく音を立てて凍っていくんです。
デイ・アフター・トゥモローの世界を体験できます。
今、新築で立ててあるお宅は、二重サッシや床暖房。温かい暖房設備などが揃っていますが、賃貸の物件は関東並の装備しかありません。
なので、寒さ対策されている家は殆どないのです。
マンション・アパートの暮らし
マンションやアパートは、構造が鉄筋コンクリートや軽鉄筋などで作られて機密がしっかりしています。
なので、マンション・アパートの方が比較的温かいです。
また、部屋数も限られているため暖房も温まりやすいのが特徴です。
特に住む場所にこだわりがなければ、最初はマンションやアパートで住まわれることをおすすめします。
また、マンションは機密がしっかりしているので、外気との温度差が出来やすく、デイ・アフター・トゥモローの世界を体験しやすいです。
マンション・アパートの物件を見学すると気づくのですが、窓の淵が劣化している物件が多いです。
これは結露の影響で劣化しているのですが、長野ではそれが標準です。
暖房設備を確認しよう
マンション・アパートでは、使用できる暖房器具が制限される物件も多いです。
石油を使用するストーブは使用禁止という物件がいくつかあります。
正直、冬の寒さは石油ストーブなしでは乗り越えられません。
エアコンの暖房機能ではいつまで経っても暖かくなりません。
石油ストーブを使用禁止の物件を契約される時は、冬場の暖房対策を賃貸業者の方や地主さんに相談される事をおすすめします。
一軒家でのくらし
僕は今、ちょうど一軒家を一棟賃貸して暮らしています。
古民家ほど古くはありませんが、築20年を経過した一昔前のお宅です。
家は、古ければ古いほど寒さが増します。
僕の家は縁側があり、大きな窓が陽の光を入れてくれますが、この大きな窓が冷気をいっぱい入れてきます。
この縁側の暖房対策は別の記事で紹介しているので、良かったら読んでください。
電気代が跳ね上がる
冬の間は、何もしなくても電気代がかかります。
それは、水道配管の凍結防止帯が働いているからです。
凍結防止帯が働いていなければ、水道配管は凍り、破裂し、とんでも無いことになります。
マンション・アパートにも凍結防止帯は使用されていますが、水道配管自体が少ないので、そこまで気になることはありません。
けれど一軒家の場合、水回りが広範囲になるので、その分水道配管が長くなります。
基本的には、水道配管の全てに凍結防止帯を取り付けないと意味がないので、水道配管の長さだけ、電気代がかさみます。
冬の凍結防止帯だけで、一世帯あたり月に6,000円〜10,000円くらいプラスになります。
毎月これだけの費用がプラスになるという事は、頭の片隅にあった方が良いかもしれません。
凍結防止帯の費用を抑える対策グッズもあります。一軒家を持ち家として購入された場合は、使ってみるのも良いと思います。
寒冷地でのクルマ事情
長野は言わずと知れた車社会です。
鉄道はJRの他に、しなの鉄道や長野電鉄など地方路線もありますが、目的地の場所に行くには大抵車のほうが便利です。
住宅街や観光地なども、鉄道の足のみで行けることろは少なく、バスやタクシーを利用しないとたどり着けないところが多いです。
加えて、商業施設や観光地には駐車場が十分にあるので、車の利用がしやすい環境が整っています。
長野では1世帯あたり2〜3台持つのが普通です。特に農家さんはこれに加えて軽トラを持っています。
そんな中で、冬の備えは家だけではなく、クルマにも必要になってきます。
スタッドレスタイヤは必須
長野にいて、スタッドレスタイヤを持っていない人は殆どいません。
冬になってスタッドレスタイヤを履いていない車があったとしたら、それは県外ナンバーの車です。
スタッドレスタイヤと言うと、雪降る地域に必要だと思われる方も多いかと思います。
里では「ここは雪は降らない」という地元の人もいますが、これは「一切降らない」という訳ではなく、「毎年ちゃんと降ってるけど、そんなに大雪は降らない」という意味です。
気温が低いと路面も凍ります。なので、仮に雪が降らなかったとしても凍結した路面を走るのにはスタッドレスタイヤが必要になってきます。
タイヤの備えも十分に考慮したほうが懸命です。
別の記事でシーン別のおすすめスタッドレスタイヤを紹介しています。
良かったらコチラも読んでください^^
洗車はこまめに&お昼までがオススメ
長野では凍結防止のために、道路に塩カルを撒く事が多いです。
塩カルは雪を溶かし、凍った路面もウェットにしてくれます。
冬場の塩カルは長野では必要不可欠なものとなっています。
けれど、塩カルを撒くことで車にも致命的なダメージが加わっています。
車がサビるのです。
塩カルは、言わば塩分の塊です。
路上の塩カルを、車が走ると巻上げ、車のボディに付着します。
車は鉄の塊なので、塩にとことん蝕まれます。
長く愛車を使いこなしていきたいのであれば、洗車はこまめにするのが良いでしょう。
けれど、洗車にもタイミングがあります。
どうして洗車はお昼までが良いのか
夕方洗車してしまうと翌朝、寒さの影響で足回り凍る事があります。
特にサイドブレーキは凍りやすいです。
寒冷地では駐車時にサイドブレーキを引かないのも一般的ですが、これはサイドブレーキが凍ってしまうことがあるからなのです。
夕方に洗車し、まだ車の底が濡れている状態だと翌朝までに凍ってしまいます。
すると、いざ動かそうとしても車は動きません。温まり、氷が溶けるのを待つしかないのです。
洗車もお昼頃までに終わらしていれば、凍ることはほとんどありません。
凍ったまま無理やり動かすと故障の原因にもつながるので、凍ってしまった場合は溶けるまでゆっくり待ちましょう。
朝一番は暖気運転を
地元の人ほとんどの人は暖機運転をしています。
朝の一番忙しい時間では、できればエンジンを掛けたらすぐ出かけたいところですが、長野では暖機運転をするのが主流です。
暖気運転をしなければ、車に過大なストレスを与えることになります。エンジンやオイル系統は特に、ダメージが大きいのです。
朝一番では車も凍っています。フロントガラスにもびっしりと凍りが貼り、車の中もとてつもなく寒いです。
フロントガラスの凍りが溶けない限り、前が見えないので車を動かすことができません。
時間に余裕を持って、暖機運転が出来る時間をすることが、長野の生活では重要です。
冬の対策を万全にすると長野は居心地いい
長野の冬の一番の魅力は、なんと言っても景色です。
風景のパノラマがくっきり鮮明に見渡せて、感動するような景色が多く見れます。
長野はただ寒い訳ではありません。
寒いからこそ、楽しめることも多くあります。
冬の対策をこなして、ぜひ冬の長野を満喫して頂けたら幸いです。
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