こんにちは!ぼうしです!
秋冬野菜としてとても美味しいニンジン。
通常冬の始まり頃には全て収穫を済ませるのですが、
我が家には収穫が間に合わなく、冬の間中も土の中で育っていたニンジンがありました。
3月に入り、まだ寒いけど厳しい寒気を今年も終えました。
てっきり霜にやられてしまうと思ったのですが、たくましく冬を超えたのです。
今回は、そんなニンジンを収穫して記事にしました。
農の閑散期 冬
冬になると農作業はおやすみで、ほっと一息する事ができます。
と言っても12月いっぱいまでは結構忙しく作業をします。
来春に植えるための土作りや、根菜類の最後の収穫です。
僕の家庭菜園では、惜しくも収穫期を逃してしまったニンジンがありました。
寒くなると収穫できなくなる
1月に入ってからでも、できれば収穫したいものですが、あまり寒すぎると収穫ができなくなってしまいます。
その理由は畑の土が凍り、野菜を掘り起こせないのです。
小さな移植ゴテはもちろん、大きなスコップを持ってきても、土に刃が立ちません。
こうなってしまうと、暖かい気候になるまで待つしか無いのです。
極寒の中、ニンジンは成長している
土がびっしりと凍る状態でも、ニンジンはちゃんと生きていました。
冬の始まりまでたくましく成長した大きな葉は赤くなり、地面に垂れていました。
そのかわりに、綺麗な緑をした小さな葉が出て、生命を維持していました。
容赦なく霜は降りますが、その中でも静かに成長していました。
越冬を遂げた3月ニンジンを収穫してみると、みずみずしくとても綺麗なニンジンになっていました。
収穫したニンジンは小さく、割れていたり変形しているニンジンが多いですが、これは霜のせいではありません。
僕の畑は、まだ土が安定していなく肥料の効きが悪くて土が硬いので、根菜はどうしても形が歪になってしまいます。
なので僕の畑ではこの出来は標準です。
つまり、霜は畑に降りていましたが、野菜には霜の影響は出ていなかったということになります。
長野で育つ沖縄ニンジン
このニンジンは沖縄原産の「島人参」という品種です。
温暖な沖縄で育つこのニンジンは、極寒の長野でも十分な生命力のある強い品種であるということが分かりました。
また、野菜はどのような状況でも積極的に成長しようとする性質があることが分かります。
冷涼なこの土地の環境に適合しようしているニンジンの生命力を感じます。
越冬させた人参は食べられるのか
収穫しても食べられなくては意味がありません。収穫時期を逃した人参は食べれるのでしょうか?
収穫した人参は、みずみずしさもあり、大きさの割には重く、それでいて柔らかい状態でした。
粘土質の土の中に長時間いたので、てっきり実は固くなっているかと思っていたので驚きでした。
きんぴらにして食す
早速調理してみました。
中に鬆(す)が入っていることろがあったので、そこは取り除いて人参のきんぴらに。
沖縄人参の黄色い色がとても映えるきんぴらができました。
お味の方は。。。ホクホクでまろやかで、美味い!
人参の甘みも感じ、新鮮さが際立つようなお味。
秋のうちに全て収穫するのももちろん重要ですが、
食べきれないと判断したら、冬を超すまで土の中で成長させておくのも悪くないかも知れないと感じました。
来年も少しだけ春先まで残しておこうかな。
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